
毛の構造は上の図のようになっています。
毛は、毛の根本あたりにある毛母細胞が元になって作られます。
そのため、この毛の元となる毛母細胞をレーザーなどで破壊すれば、再び毛が生えてこなくすることができます。
毛には「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」というサイクルがあり、発毛と脱毛を繰り返しています。これを「毛周期」といいます。
体の表面に生えている毛は、「成長期」と「退行期」の毛のみで、「休止期」の毛は、皮膚の奥で眠っている状態です。
頭髪とヒゲを除き、体の表面に生えている「成長期」と「退行期」の毛は、全体の約20%しかありません。約80%の毛は「休止期」の状態です。
レーザーなどを照射して、脱毛の効果が期待できるのは、全体の約20%の体の表面に見えている「成長期」と「退行期」毛のうち、「成長期」の毛だけです。
レーザーは、黒いメラニン色素に反応する性質を持ちますが、「成長期」の毛は、毛根までメラニン色素で黒くなっている一方、「退行期」や「休止期」の毛は、レーザーが反応するメラニン色素が十分になかったり、毛自体が皮膚の奥に眠っている状態であるために、レーザーが反応しません。
そのため、脱毛を行う際は、毛周期に合わせて、成長期の毛にレーザー照射を行っていくことが重要です。
タイミングとしては、レーザー照射で反応しなかった「退行期」と「休止期」の毛が「成長期」に移行する2ヵ月毎に照射するのがいいでしょう。
バルジ領域(毛が生えるように指令を出す部位)にダメージを与える新しい脱毛方式では、レーザーの照射方法が違います。
新しい脱毛方式では、弱めの出力で、毛根を包む組織全体にむかってレーザーを照射します。毛乳頭を直接照射するわけではないので、毛が生えていない状態で照射しても効果が見込めるという特徴があります。
従来の脱毛方式と違い、通う間隔が短くても大丈夫としているサロンやクリニックもありますが、お店によって脱毛のタイミングの判断に差があるので、詳細は個別に問い合わせてみましょう。
1回の施術でレーザー照射できるのは、全体の毛のうち、体の表面に見えている20%の毛のみです。
そのため、体から毛が全く生えなくするようにするためには、同じ部位を期間を空けて何度かレーザー照射をする必要があります。
体から毛が生えなくなると実感するためには、一般的に、脱毛サロンだと約18回、医療脱毛だと約5回は必要だと言われています。
※口コミは全て個人の感想で効果・効能を
示すものではありません。